1. >
  2. >
  3. 脱炭素社会は実現できるのか

脱炭素社会は実現できるのか

2050年までに温室効果ガス(二酸化炭素)の排出ゼロを目指す脱炭素社会ですが、実現可能でしょうか。
二酸化炭素は発電だけではなく、自動車や飛行機での移動、工業製品の製造工程でも発生します。
排出量自体は2013年以降から、年々減少していますが、今のペースでは2050年には間にあいません。

石炭発電所を減らしていく

現在、検討されているのが二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電所の段階的な削減です。
日本の発電電力量の約30%が石炭となっています。そして、半分程度が効率のよくない古い石炭発電所が占めるのが現状です。
政府は石炭での発電効率に対する規制を設けて、電力事業者に古い石炭発電所の休止や廃止を促そうとしています。

再生可能エネルギーの普及を推進

太陽光や風力などの再生可能エネルギー普及を図るため、補助金を出して参入しやすいように検討しています。
再生可能エネルギーでの発電電力の割合を2030年までに22~24%増やすよう目指しているためです。

経済界でも脱炭素社会へ向けて取り組んでいる

経団連では「チャレンジ・ゼロ」というプロジェクトを発表しました。
このプロジェクトは企業でも脱炭素社会へ向けて取り組む必要があるということで打ち出されたものです。
自動車や電機、鉄鋼などのメーカーや銀行、大手商社などが参画しています。