脱炭素社会へ向けて石油ではなく再生可能エネルギーの導入がアメリカやヨーロッパで進められています。
日本も同様で、再生可能エネルギーへの導入・投資が進めば、脱炭素社会へつながっていくでしょう。
再生可能エネルギーのメリット・デメリット
二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーは環境だけではなく、自国での電力自給率向上につながっていきます。
太陽光発電
日射量を確保できれば、屋根や壁に太陽光充電パネルを設置することで電力を確保できます。
しかし、発電量が天候の影響を受けやすく、設置に費用がかかるデメリットがあります。
風力発電
大きな風車を使って、風の力で電気を作り出す方法です。一定以上の風速の風が吹いている土地に設置されることが多く、北海道や東北、九州に陸上風力発電所があります。
風が吹いていれば昼夜問わず発電が可能です。
発電量が風力に依存する、風車が回ると騒音が発生するのがデメリットになります。
地熱発電
マグマの熱エネルギーを利用する地熱発電は、二酸化炭素をほとんど排出しない発電方法です。
また、マグマの熱を利用するので、エネルギーの枯渇も心配ありません。
しかし、設備の開発に時間とコストがかかり、設置により自然や地域産業に悪影響を与える恐れがあります。
日本の地熱資源量のポテンシャルは高いのですが、デメリットが大きいため、うまくいっていないのが現状です。
デメリットを克服するために世界各地でさまざまな取り組みを行っています。
中国では雨のしずくでも発電できる太陽光発電が発表されたり、イギリスではビル風を利用して風力発電を行ったりと再生可能エネルギーへの普及が進められています。